スズキアスリートクラブ

report活動レポート

2025/07/03【日本選手権混成】大会前イベント 学校訪問

こんにちは。

一般種目 ヘッドコーチ中村明彦です。

日本選手権混成大会、アスリートコラボレーターとして日本選手権混成・リレーの大会告知を岐阜メモリアルセンター近隣の小中学校に岐阜陸協さん・ひまわりネットワーク前川選手・中京大学陸上部混成ブロックさんと訪問しました。訪問校は以下の通りです。

6/11 岐阜市立三里小学校(陸上教室)

6/18 岐阜市立東長良中学校(陸上教室)・境川中学校(講演・部活指導)

6/20 瑞穂市立本田小学校(講話・陸上教室)

今回の学校訪問では日本選手権混成大会の告知ということで混成競技の説明に始まり、走り方教室はもちろんのこと。児童生徒の皆さんがこれまでの人生で触れたことのないであろう混成競技で使う器具(砲丸・円盤・やり・試合用ハードル・棒高跳用ポール)に触ってみる体験をしました。

走り方教室ではいくつかの私が現役の時にやっていたドリルやアスリートクラブ選手が際の時にやっていたドリルを紹介し初めての動きに挑戦しました。

東長良中学校ではハードル教室を実施し、ハードル走の高さを徐々に上げハイハードルまで上げると106.7㎝の高さに歓声と驚きの声が上がりました。体力自慢の生徒さんがチャレンジし見事ぶつけずに飛び越えていました。

小学校では競技器具に触る時間をたくさん設けました。砲丸の重さ7.26㎏に一生懸命持ち上げる子も、「軽い!」と強がる子もいてかわいらしかったです。

槍や円盤はその独特な形に、どう落とさずに持つか・どうやったら投げられるかに頭がいき重さはあまり感じていないようでした。へりやグリップに引っ掛けたり軽く振ってみたりと思い思いの感じ方をしていました。

器具体験で一番盛り上がったのはポール体験でした。児童全員がポールを持ち上げ、その重さや取り回しにくさを体験しました。最初にポールの握り方持ち方を実演し、全員16フィートのポールを持ち上げました。見た目は軽いし、真ん中を持ったら簡単に持ち上がるのに先端を持つと重たくて持ち上がらないことにびっくりしていました。持ち上がっても無理やりで、選手のように良い姿勢ではなく走るなんて無理!といった感じでしたが、ポールを支えて姿勢を整え、ポールが垂直に近くなると「軽い!」と驚く子もたくさんいました。その後ポールをもって走ること「ボックス」と呼ばれる穴に走りながら差し込みポールを曲げ空中に飛び出して5mのバーを越えることを伝えました。

日本選手権混成ではバックヤードツアーをしています。訪問した学校を中心に募集し普段は入れないアナウンス室や写真判定室・棒高跳の練習をピットの真横で見学します。昨年のバックヤードツアーでは、自分が持つだけで精一杯だったポールをもって走り跳躍している姿をピットの真横で見学し、その迫力に声も出ませんでした。

日本陸連は種目トランスファーを掲げています、若いうちに複数の種目に挑戦し自身の能力開発と思わぬ適正を見つけ将来の可能性を高める取り組みです。現在日本のみならず世界トップで活躍する選手の中には混成競技で活躍し単独種目に絞っていった選手もたくさんいます。混成競技は陸上競技の入り口にある意味ピッタリかもしれません。これから始める人も、すでに陸上競技をしている人もぜひ混成競技にチャレンジしてほしいと思います。

そんな混成競技の日本一を決め、9月に開催されます東京世界陸上の日本代表選考にもなる日本選手権混成・リレー大会が7/12,13 岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われます。

暑いですが、日本一・日本代表に懸ける熱い戦いをぜひ現地で観戦してほしいです。

大会中にはキッチンカーや学校訪問で実施した混成競技器具体験もあります。

私はアスリートコラボレーターとして、マイクを持ちフィールドから見どころやポイントなどを皆さんにお伝えします。

ぜひ現地で会いましょう。

中村明彦

 

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