スズキアスリートクラブ

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2022/08/01【退部のお知らせ】原翔太選手(200m)

2022年7月31日を持ちまして、一般種目ブロックの「原翔太」選手がクラブを退部することになりましたのでご報告いたします。

当クラブでは8年間競技を続け、200ⅿを中心に日本選手権では入賞4回、更に100mと200mの両種目で自己記録(現在もスズキ記録です)を更新し国内トップレベルの大会で活躍してくれました。

【自己記録】 100m(10秒13)、200m(20秒33)スズキ記録

原選手がスズキのユニフォームを着て走る最後のレースに選んだのは、7月10日(日)に開催された「静岡陸上競技選手権(草薙)」。

4×100mリレーのアンカーとして出場し、若い後輩メンバーを1つに纏め、前日に1度だけバトン練習をしただけとは思えないほど、本番では息の合ったバトンリレーでラストレースを見事「スズキ新記録(県新記録)」の好タイム39秒43(日本ランキング7位/7月現在)で走り終えることになりました。

【写真はアンカーで力走する原翔太選手】

 

 

 

 

 

 

【3走犬塚選手→4走原選手のバトンパス】

【原選手コメント】

短距離の原翔太です!

7月をもちましてスズキアスリートクラブを離れることをご報告させていただきます。私は今後も陸上競技と関わり、選手活動を続けていく考えですので宜しくお願い致します。

SUZUKI のユニホームを着て100m、200m共に自己ベスト記録を更新できたこと嬉しく思います。多くの挫折や困難がありましたが、監督やチームの仲間と共に切磋琢磨し記録に立ち向かえたこと、私の人生の中で非常に大きく大切な経験となりました。そしてここまで活動できたのは応援いただける皆様のサポートのおかげと振り返る中で感じております。

私は100mで10″13、200mでは20″33とスズキ記録を持っておりますが、すぐに既存の選手が塗り替えるでしょう。スズキアスリートクラブは今後更に、世界の場で戦い盛り上がっていきます!陸上競技の面白さを皆様に伝えていきますので是非ご注目ください。

これまで応援いただきありがとうございました。

(原翔太)

【クラブよりメッセージ】

原選手が大学4年生の時の「日本選手権(福島)」を今でも忘れません。雨が激しく降りしきるなか、難しいコンディションの中で原選手は持ち味である「後半の爆発力(150ⅿ~200mゴールまで)」を発揮し、初の日本チャンピオン(200m:20秒62)へと駆け上がりました。更には同年に開催されたアジア大会の日本代表にも選ばれ、輝かしい実績を持って2015年に当社に入社することになりました。

原選手の印象は他の一般種目選手と比べ言葉数も少なく大人しい性格ではありましたが、競技に対する「追及心」は人一倍あり、とことん納得のいくまで追い求めるタイプの選手でした。又、当クラブの一般種目チームは普段同じ場所で集まってトレーニングするわけではありませんが、目標は同じ(日本代表選手となって国際大会で活躍する)。年に数回あるチーム合宿ではお互いトレーニングについての情報交換や一緒に合同練習を実施します。初めて行ったチームMTGでは、原選手は自身の競技スタイルについて、PowerPointを使ってデータを組み合わせながら細かく仲間に説明していた姿も印象的でした。そこで原選手はいま抱えている課題や取り入れているトレーニング、身体のケアについても話してくれました。普段は寡黙な人間でありますが、そこでは自身の競技力向上の為、自身のスキルアップの為、積極的に先輩や同僚のチームメイトに質問していた姿が彼の競技スタイルでした。

これまで原選手の意思を尊重しながら競技指導いただいた母校の小川嘉孝陸上部監督には感謝し、今後も上武大学の理念・雑草精神(あらくさだましい)を受け継ぎながら益々の活躍を心から応援したいと思います。

最後に勤務先のスズキ自販東京の皆様をはじめ、応援いただきました関係各位の皆様とご家族、原選手への温かいご声援ありがとうございました。